ブランドとは、商品を表すこともあれば、企業を表すこともあります。医療機関や、もちろん教育機関にもブランドという言葉が使われます。ブランドとは、良いイメージの集積と考えられ、社会的に確固たる評判を獲得したものだけに与えられる世界観ということができるでしょう。
では、社会からの評判はどのように醸成されていくのでしょうか。
大学を例に考えると、学生・ご家族は、大学を志望・入学するにあたり、そこでの学びや生活に対して大きな期待を抱いています。その期待を裏切らない学びや生活を実現し続けることで、学生・ご家族と大学との間に確かな信頼による共感が生まれます。その共感が積み重なり、この大学であれば間違いなく期待に応えてくれるという評判が生まれ、それが強固なブランドを形づくっていくのです。
駒澤大学は、社会やステークホルダーに対してどのような使命感をもち、どのような価値を提供していくのか。歴史、伝統、未来という視点を踏まえ、駒澤大学の独自性や優位性をどのように育み、高めていくのか。「ブランドコンセプト」とは、駒澤大学のありたい姿を定義したものであり、期待を裏切ることのない確かな価値として学内・学外に向けて「約束」し、「宣言」していくものです。
具体的に、駒澤大学の「ブランドコンセプト」は、以下に示した提供価値、ミッション、パーソナリティという3つの概念で構成されます。