その他部活動

DATE:2024.11.17その他部活動

全日本学生空手道選手権大会Vol.4 女子組手

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中堅としてチームを引っ張った橋本(撮影・大岸颯太)
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(撮影・宮田瑞希)

第68回全日本大学空手道選手権大会が11月17日に日本武道館(千代田区)にて行われた。女子団体組手の部に出場した駒大は16強で敗退するも選手の活躍が光った。結果、インタビュー(駒大のみ)は以下の通り。

(今回は女子組手を掲載。男子組手、男子形、女子形は別ページで公開)

結果

1回戦 ●駒大-長崎国際大○
先鋒 斉藤 乃愛 5-1 荒木 うらら
中堅 橋本 鈴江 1-1 茶屋 綾乃
大将 米盛 希々子 3-0 盛満理凪

2回戦 ●駒大-中部学院大○
先鋒 斉藤 乃愛 0-0 寺澤 紗良
中堅 橋本 鈴江 1-2 廣瀬 空
大将 米盛 希々子 4-0 斉田 乃愛

3回戦 ○駒大-帝京大●
先鋒 斉藤 乃愛 1-4 伊藤 藍
中堅 橋本 鈴江 5-0 佐藤 琴美
大将 米盛 希々子 2-3 石原 水晶

戦評

初戦の相手となったのは長崎国際大。前年の同大会でも対戦し、3ー0と勝利している相手だ。先鋒は斉藤乃愛(国3)攻める組手でポイントを奪っていく。1点は失うものの、5ー1で勝利。大事な先鋒戦に勝利した。中堅は橋本鈴江(社2)。長国大の選手の攻めと守りに苦しむも1ー1と粘り、引き分けへと持ち込んだ。大将戦では米盛希々子(心4)が出場。素早い動きで相手に的を絞らせず、試合を進めていく。攻撃でも力強い打撃がさえわたり3ー0で勝利。長国大に2年続けて勝利し、初戦突破となった。

3回戦の相手は中部学院大。先鋒戦は斉藤が出場。中部学大の選手に対し、前へ攻め続けるもなかなか得点が奪えない。その後も攻め続けるが決定的な一打に欠き、0ー0で引き分けとなった。中堅は橋本。序盤に1ポイントを奪われ、苦しい試合展開となる。残り時間12秒で1ポイントを返し同点とするが、試合終了と同時に中部学大の選手にポイントを奪われてしまい1ー2で敗戦となった。大将戦を託された米盛。苦しい試合展開での出場となったが、チームを鼓舞する果敢な攻めで試合を展開していく。中部学大の大将に攻め入る隙を与えずに、4ー0で完勝。結果1勝1敗1分となるも、3試合の獲得総得点で5得点の駒大が2得点の中部学大を上回ったため、2回戦を突破。16強入りとなり、昨年の成績に並んだ。

8強入りを目指す4回戦の相手となったのは帝京大。前回大会で3位入賞した相手だ。先鋒は斉藤。先鋒戦を制して流れに乗りたいところだが、試合序盤から2ポイントのリードを許すなど、苦しい展開となる。その後1ポイントを返すも相手にリードを広げられてしまい1ー4で敗戦。次戦の中堅の橋本は後がない中、果敢に前へ攻め続ける。相手の動きを見極めて先制点を奪うと、残り10秒からは上段蹴りが決まるなど4得点。5ー0と勝利し、望みを繋いだ。勝負の大将戦は米盛に託された。開始40秒過ぎ、米盛の上段突きが決まり先制。その後も1ポイントを奪い序盤を2ー1とリードする。しかし終盤、帝大の選手の攻めや圧力に押されてしまい、逆転を許してしまう。なんとか食らいつき意地をみせるも、2ー3で逆転負け。4回戦敗退となった。

インタビュー

◆鈴木 舜士監督

ーー今日の試合を振り返って
「やりたい空手というのはチームとして考えると出来たのかなというのはある。だか最後に詰めきれない部分、少しの甘さが負けに繋がったと感じている」

ーー今日の良かったところ
「終始良かったのは先鋒と大将で出場していた斉藤と米盛で調子良くやってくれた。4年の米盛は意地で頑張ってくれた」

ーー改善したいところ、来年にむけて
「改善したいところは理想としているものに向かっている途中なので、決めきるところ。駒大の理想の空手に少しでも近づけていけたらなと思う。3人中2人(斉藤、橋本)は戦力としては残る。最終目標は全日本選手権なので、優勝するために関東大会や東日本大会、個人戦などもどれだけ戦えるかということになると思う」

◆斉藤 乃愛(国3)

ーー試合を振り返って
「今回は4年生最後の大会のため、気持ちが入っていた。悔いは残らないが、1番いい景色を4年生に見せたかったという後悔がある」

ーー意識したこと
「今日は、駒大の組手で前を見ながら強気で戦うことを意識した」

ーーよかった点と改善したい点
「よかった点は練習通りにできたこと。悪かったところは自分の動きはできたけどそれを決めきれなかったこと」

ーー今後の目標
「駒大としても個人としてもチームに貢献できるような強い精神になる」

◆橋本 鈴江(社2)

ーー今日の試合を振り返って
「最初に負けてしまったが、先輩方が優しくしてくれて自分も心強く、思い切り自分の組手ができた。そこは先輩方に感謝」

ーー意識したこと
「自分の組手が最初は悪かったが、切り替えて最後戦おうと意識していた」

ーーよかった点と改善したい点は
「頑張っても日本一には届かないため、もっとしっかりと詰めていきたい」

ーー今後の目標
「インカレで優勝」

米盛 希々子(心4)

ーー今日の試合を振り返って
「空手で最後の試合のため悔いが残らないように試合することを意識して、楽しもうと思っていた」

ーー良かった点、悪かった点
「よかった点は今までで1番楽しい試合だったこと。悪かった点はもう少し前から攻めてれば結果が違ったのかなと思うため、そこが少し悔しい」

ーー今後空手は続けていくか
「空手はやらず就職する」

ーーこの4年間を振り返って
「ずっと空手をやってきて大学4年間も最後まで、みんなが終わりにするところまで続けてこれたことがよかった。中でも先輩や後輩など色んな人といい関係を築けたことがとてもうれしい」

執筆者:大岸颯太

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