文学部
人間を読む。人間を学ぶ。
「文学部」というときの「文学」は、詩や小説などのせまい意味での文学には限られません。別のことばでいえば、人文科学。いわば人間というものをいろいろな角度から探求してゆく学問の総称です。せまい意味の文学はもちろん、言語や文字、個人の心や集団の動き、長い時間の流れや複合的な土地のひろがり、そうしたさまざまな角度から人間というものを学んでゆくのが文学部です。書物やデータ、地図や年表、室内の実験や野外の調査、あらゆる素材と手段を通して、人間というものを内と外から読み解いてゆきましょう。
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国文学科
本学科では、上代から現代までの日本文学を研究する「国文学」と、日本語を深める「国語学」を学びます。深い洞察力や、研ぎ澄まされた感性、理論的な思考力を養います。
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英米文学科
本学科は、イギリス文学、アメリカ文学、英語学からなります。作品の研究から文化や思想への理解を試み、実践的な語学力も身につけ、実社会で活躍できる国際感覚を育みます。
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地理学科 地域文化研究専攻
本専攻では、地域文化の特色、それを育んできた背景について研究します。フィールドワークなど実践的な学びから地域の暮らしや風土を知り、人間の営みの本質を考えます。
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地理学科 地域環境研究専攻
デスクワークはもちろんのこと、フィールドワークなどの実践的な学びを融合させることで、多角的に地域の環境について考え、人と自然、社会との関わりを探究します。
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歴史学科 日本史学専攻
本専攻の特長は、史料から歴史を読み解き、先人の歩みを追体験するように学ぶこと。史実への客観的理解力、歴史背景を探る想像力、現代社会までを考察する応用力を培います。
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歴史学科 外国史学専攻
本専攻の面白さは、国ごとの価値観・文化の多彩さを知ることにあります。西洋と東洋など広い視野を持って歴史研究を行うことで、世界の中の日本の姿が浮かび上がるのです。
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歴史学科 考古学専攻
考古学の醍醐味は遺跡・遺物の発掘調査。土器などの遺物や住居跡などの遺跡をもとに、その時代の生活や文化を解明します。本専攻では、実践的な学びにより高い専門性と豊かな人間性を養います。
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社会学科 社会学専攻
本専攻の研究対象は、身のまわりにあるモノやコト、すべて。社会を複眼的に理解し、調査・考察・プレゼンテーション能力を養いながら、人間力と問題解決能力を高めます。
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社会学科 社会福祉学専攻
本専攻の目的は、福祉の専門性と、思いやりの心を兼ね備えた教養人を育成すること。質の高い実践的な教育を中心に、現代社会にふさわしい福祉のあり方を探究します。
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心理学科
心理学とは、「心」を科学的な手法で分析し解き明かす学問。行動に潜む心を、基礎を重視した教育で着実に習得。周辺領域の知識も幅広く学ぶことで、豊かな感性も育みます。
文学部の歴史
- 1949年(昭和24年) 学制改革により新制大学に移行 文学部開設
- 1998年(平成10年) 社会学科に社会学専攻・社会福祉学専攻を設置/心理学科を開設
- 2001年(平成13年) 地理学科に地域文化研究専攻と地域環境研究専攻を設置
- 2004年(平成16年) 歴史学科に日本史学専攻・外国史学専攻・考古学専攻を設置