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駒澤大学大学運営・財務に関する基本方針

駒澤大学(以下、本学)は、建学の理念のもと、自分の道を見つけ出すための"よりどころ"として、こころ(自分と向き合い、学びと繋がりを通して心を育む)・まなび(多元的・学際的な学びによる多様な知と、専門性の追求による最先端の知)・つながり(様々な価値観や広い社会につながる、豊かで温かな人的ネットワーク)をコンセプトに諸活動を展開しています。このコンセプトを実現するため、大学運営及び財務に関する方針を以下のとおり定め、高等教育機関として社会に対する説明責任を果たします。

1.管理運営体制

  1. 学長のリーダーシップのもと、学生の成長を第一とする考えに立った教育研究活動と大学運営を行います。
  2. 法人と大学との円滑かつ良好な関係を維持・発展させるため、評議員からの意見を参考に、理事会にて定期的に協議を行います。
  3. 「学校法人駒澤大学長期ビジョン『駒澤2030』」に定めた目標を実現するため、教育研究組織及び事務組織は中期事業計画及び単年度事業計画を策定し、計画の具体化を図ります。
  4. 監事、公認会計士、内部監査室による三様監査の体制を整備し、業務、会計及びその他大学運営全般にわたる監査を行い、透明性の高い大学運営を構築します。

2.教学運営体制

  1. 全学にわたる教育研究に関する重要な事項で、学長が決定を行うに当たり教員の意見を聴くため、全学教授会を設置し、適切な運営を行います。
  2. 教学運営上の重点方針に基づく各種方針並びに各取組計画等について、教職協働による策定を実現するため、駒澤大学教学運営会議を設置し、適切な運営を行います。
  3. 大学全体の教学運営や、各学部等・各事務組織における教学諸活動の計画的な実施、評価・検証及び改善を円滑に推進するため、内外の各種情報やデータを把握し、IR(Institutional Research)に基づく分析結果を活用します。
  4. 学生や教職員の意見を聴くため、各種アンケート調査等による情報収集を行い、大学運営の改善に努めます。

3.教職員の採用・育成

  1. 本学の建学の理念を理解した教職員を社会から広く採用します。教員においては「大学の求める教員像及び教員組織の編制方針」及び「各学部等・研究科の求める教員像及び教員組織の編制方針」に基づき、本学教員としての職務と責任を真摯に自覚し実践する教員を採用します。職員においては、「職員採用に関する規程」に基づき、業務の多様化・専門化に対応した職員を採用します。
  2. 高度化・複雑化する大学運営上の課題に対応できるようにするため、「教職員研修実施要綱」にスタッフ・ディベロップメント(SD)実施方針・計画を示し、教職員が能力を開発・啓発することができる機会を設けます。
  3. 本学の社会的責任と使命について明文化した「学校法人駒澤大学憲章」及び「学校法人駒澤大学行動規範」を定め、学内外に向けて公表し、これらを遵守します。

4.危機管理

  1. 震災その他あらゆる不測の事態に対処するため、危機管理委員会を組織し、適切な対応を講じます。

5.自己点検・評価

  1. 全ての学部等・研究科・附属研究所・大学事務の管理運営等の状況について、内部質保証の推進に寄与する自己点検・評価を実施し、教育・研究水準の向上と教育・研究活動の活性化を図ります。

6.情報公開

  1. 大学運営や教学運営に関する情報を積極的に公表し、本学の学びの内容と水準を提示します。

7.財務

  1. 安定的で持続可能な大学運営を実現するため、中・長期の財務計画を策定します。
  2. 理事会で承認された事業計画及び予算に基づき、適切な予算執行を行います。
  3. 教育研究水準の維持や将来を見据えた計画等を実現するため、計画的に特定資産の積立てを行います。
  4. 外部資金(各種補助金、寄附金等)を獲得するための体制を整備し、収入の増加を図ります。
  5. 「学校法人駒澤大学資金運用規程」に基づき、中長期的な財政基盤の安定化を図ります。

以上

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